100均フェルトで手作りした布絵本2冊目をご紹介します☆
以前にも作った布絵本をご紹介しましたが,そちらは1歳~2歳向けの日常生活動作を身に着けたり指先強化をする内容のものでした。
今回ご紹介する2冊目の布絵本は,1歳までの小さな子でも楽しめる内容のものにしてみました。
実際作ってみて良かった点・ここ気を付ければよかった!!という改善点と実際にどんなものを作ったかご紹介します。
布絵本ってどんなものを作ったの?
布絵本の表紙と裏表紙部分です。
今回は前回のものと比べるとシンプルに本タイプ。
表には親しみを持ってもらえるように名前を縫い付けてみました☆
内容は小さな子にもわかりやすく【いないいないばぁ】のしかけをメインに,音が鳴るようにしたり,つまむ前の段階の【つかむ】ことができるような内容にしました。
1:どうぶつさん:いないいないばぁ
クマ・ネコはおててで顔を隠していないいないばあができるようにしました。
ウサギ・ゾウは耳でお顔を隠していないいないばあができるようにしてみました。
きっとすぐにはわからないけど,ウサギは耳が長く,ゾウは耳が大きいという特徴が何となく伝わればいいなとおもって作りました。ゾウは鼻も持ち上げられるようにしてみました。
2:さかなさん・ニワトリさんの物陰からいないいないばあ
ニワトリは草むら,魚は海藻に見立ててポケットを作り,ニワトリや魚が物陰から「ばぁ!」と飛び出す形にしてみました。
マスコットを引き出すだけではあまり面白みがないと思ったので,ゴムを引き延ばしたり縮んで戻っていく様子が楽しめるように,各ポケットの奥にゴム(子供の帽子の顎紐用ゴム)を縫い付けてそのゴムにマスコットを縫い付けて留めてみました。
ニワトリと魚のマスコットには鈴と綿を入れて,振ると音が鳴るようになっています。
マスコットを留めているゴムの部分がさみしかったので,ニワトリの方はひよこを,魚の方は小魚を縫い付けてみました。
メインのマスコットを引っ張るとちょこんと奥から現れます。
3:お豆・おにぎりのいないいないばあと中身もぎ
左がお豆のページ,右がおにぎりのページです☆
お豆はさやを使っていないいないばあができる+中の豆はスナップボタンで留めてあるので豆をもぎ取って遊びます。
おにぎりのページも海苔でいないいないばあ+スナップボタンでおにぎりの具がもぎ取れるようになっています。おにぎりの具が想像以上に小さくなってしまい誤飲なども心配だったので,おにぎりの具はニワトリと魚のページで使用したゴムで固定しました。
スナップボタンをはずすとこんな感じです。
気を付けたこと
①口に入れても良いようボンドなどの接着剤は使わない
子供はなんでも口に入れてしまいます。小さい子はなおさらです。そのため,口に入れたらいけないであろう接着剤系は使わず,基本は縫って作ることを心がけました。あとはなめても洗えるようにウォッシャブルのフェルトを使用しました。
②外れやすい小さなパーツはなるべく使わない
1冊目ではビーズやボタンを使用しましたが,自分で作ると布絵本の強度が心配で細かなパーツが取れてしまったときに誤飲するのでは…と思ったので,今回は細かなパーツはなるべく使用しないようにしました。今回使用した小さめパーツはスナップボタンとマスコットに入れた鈴の2点のみです。
③材料費を抑えて作る
布絵本の中でも低月齢用で仕掛けの少ないものだと,安いものとなると1500円程度でも購入できます。仕掛けが多くなればもっと値があがりますが・・・できれば安くかわいく作りたいなと思いました。
基本の材料は100円ショップで事足ります。
フェルト・スナップボタン・ゴム・鈴などどれも100円ショップで売っていますね。
今回の材料はすべて100円ショップで用意できました☆
わが子の反応と遊ぶ様子
今回紹介した布絵本のデビューは上の子が8か月の時でした。
【いないいないばあ】はやはりしっかりうけますね。
ウサギとゾウは耳でのいないいないばあだったためか初めは不思議そうにしていましたが,何度か見るうちに笑うようになりました。
ニワトリや魚の部分はマスコットを引っ張り出して一生懸命振っていました(^^♪
やはり音のなるおもちゃはとくに楽しんでくれました。
豆とおにぎりページでは豆をもぎ取るのが楽しかったようで,もいでは投げ捨てもいでは投げ捨て…全部豆がなくなっては「つけてくれ!」と言わんばかりにもいだ豆を渡してくれたり,豆がなくなったページをたたいていました。無限豆もぎ状態…
同様のおにぎりのページでしたが,具が小さすぎたのか豆に比べると反応はいまいち。同じページに豆があるのでそちらを選んでやっていました。
簡単な内容なのであっという間に飽きてしまうかなと思っていたのですが,スナップボタンが留められるようになってくると,豆のページは自分で留めてみたくなるようで,そのページのみではありますが,2歳~3歳の時も遊んでくれました。
弟が生まれてからは,下の子が豆をもぎとり3歳になった上の子が豆を戻すことで,こども2人で無限豆もぎをしていてくれるようになりました。思っていたより大きくなってからも遊べて,2歳差の兄弟で一緒に遊ぶツールにもなっていました☆
手作り布絵本をわが子に使ってみてわかったこと
良かった点
①自分が作った物で子供が遊んでくれる喜びと達成感を味わえる
やっぱり自分の作った布絵本で子供が遊んでくれた時の達成感はたまりませんね。完全に親の自己満足ですが,子どももうれしそうなので何より。育児全般に関していえることかと思うのですが・・・
一番は子供を中心に,子どもを優先にが根っこにあるのはもちろんなのですか,やっぱり親が「こんなことしてあげられた!」とか「頑張ってよかったな」というような満足感や達成感を味わうことも時には必要なのではないかと思うのです。親の心の安定が子供にとっては一番だと思いますし。なので,私にとってはこの布絵本作成はとても良かったと思いました。
②他にはない,子どもにとっての世界で一つのおもちゃになる
手作りおもちゃは世界に1つしかありません。児童館や友達の家でいろんなおもちゃに触れることができますが,手作りのおもちゃは1つしかないので子どもにとっても特別感があるようですね。よくおもちゃ箱から持ってきてくれます。もう少し大きくなったら世界に1つということも本人が理解してくれるかなと淡い期待をしています。
③多少壊れてもすぐに自分で修復できる
もともと自分で作っていますから,直しかたもよくわかっています。
そもそも複雑な作り方をしていないので,子どもが多少乱暴に扱って破損してしまっても安心です。
改善点
①破損しやすい・・・
正規品ほどの強度はありません(泣) すぐに直せるのでいいですけどね。
おにぎりの海苔部分はフェルト一枚を縫っただけなので少しずつフェルトが切れてきてしまいました…。子供は手加減できませんから,しっかり力を入れて引っ張ってくれます。夜な夜な海苔フェルトを新しいものに変えてみたり縫い直しました。でも,そんな手直しもまた思い出ですね。
まとめ
2冊目の布絵本。作ってみて良かったなと思います。
1冊目とは違う年齢の子に向けて内容を変えて作ったことで,今回の布絵本は0歳から1歳の間も十分に布絵本で遊んでもらえたと思います。
また,小さい子向けの布絵本を作ったことで上の子が下の子と遊ぶちょっとした機会が作れたかなと思います。布絵本の内容が簡単な分,大人がサポートしていた部分を上の子が3歳くらいになると代わりにやってくれます。上の子がいないいないばぁの部分を下の子にやってくれて下の子が笑っている様子や,下の子がとった豆を上の子が戻してくれて,それを下の子が待っている様子など,数少なな兄弟が仲良く遊ぶほほえましい様子が見られました(^^♪(基本的には喧嘩ばかりなので…汗)あとは,上の子も下の子のために「やってあげられた!」という達成感も味わえているようで,自分がつけてあげた豆を下の子が楽しそうに取る姿を見て嬉しそうにぴょこぴょこ飛び跳ねていました☆上の子にとっても良いことがたくさんありそうですね☆
布絵本は仕掛けを変えると遊べる年齢がかわり,自分の子供の好みに合わせた内容で作ることができる,いろんな可能性を秘めた手作りおもちゃだと改めて実感しました。
おもちゃ作りに興味のある方,挑戦してみてはいかがでしょうか。
1冊目の布絵本はこちら↓↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。