4歳のわが子と一緒に約3週間付き添い入院をしました。
クリニックから総合病院を紹介され,その足で総合病院を受診してそのまま緊急入院となったため準備は1時間程度でしなければならずバタバタでした。
また,少し長めの入院で何かと不便を生じることがありました。そんな中で,持って行って助かった物,あると便利だったものをご紹介します。
※じっくり読んでる時間はない!という人は目次のみご参照ください※
病院の指定の持ち物
・バスタオル
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・時計
・着替え
・おしりふき
・かかとのある靴
・洗面用具
・ミルクや哺乳瓶
・お気に入りのおもちゃやDVD(音のなるものは控える)
そのほか持参したもの
・子供の着替え 服上下4着(半そで,長ズボン) 下着4着
初夏の入院でも病院内はエアコンで快適。むしろちょっと寒い時もあるくらいでした。入院中点滴を常時していたのですが,子供は点滴の抜針予防に点滴の上から包帯ではなくキルティングの布で作った帯のようなものを巻いていました。そのため長袖は難しく,子供は半そでのTシャツを着て過ごしていました。
・おむつ 夜用(普段より大きめ)21枚 昼用30枚 (入院時は14枚ずつ持参:残りは入院中に追加で持ってきてもらった)
普段は日中はパンツ,昼寝と夜間はおむつで過ごしていましたが,入院中は体調不良で寝たり起きたりだったので,日中もおむつで過ごしていました。また,夜間は点滴をしていたこともあっていつものおむつでは尿漏れが…そのため,いつもより大きいサイズのおむつを使用しました。
・自分の着替え 服上下4着(半そで・長ズボン) 下着4セット
寝るときはパジャマに,日中は洋服にしようとも考えたのですが,パジャマも替えが必要ですし,洋服に合わせてパジャマも持ち込むと荷物が多くなります。そのため,パジャマは持ち込まず,売店にいくのに不自然ではない程度で,そのまま寝ても苦痛のない服を持っていきました。洗濯はコインランドリーを使用するか,面会で荷物を持ち帰ってもらって家で洗濯してもらうかの2択でした。1回の選択で400円かかり,実家の協力も得られたので持ち帰って洗濯をしてもらうことにしました。
・眼鏡・コンタクトレンズと洗浄液
入院中は寝不足などもありコンタクトをすると目が疲れたので毎日眼鏡で過ごしました。コンタクトは入院中ほぼ使用しなかったのですが,念のため持って行っておきました。
・自分の洗面用具(化粧水・乳液・洗顔剤・歯ブラシ)
自宅に小さいものがなかったので薬局で購入しました。子供用の歯磨き粉も自宅に残る子が家のものを使うため,入院する子用にもう1つ薬局で購入しました。
・ボディーソープ・シャンプーリンス
後々こどもも一緒にシャワーとなるので,自分の普段使っているものでもよいのですが,子供も一緒に使えるシャンプーリンスを持っていくのがおすすめです。
・子供も飲めるペットボトルの飲み物4本
麦茶を購入していきました。入院後の生活リズムがわからず,病棟には販売機はなし。販売機と売店のある階に行けるタイミングや頻度がわからなかったので,とりあえず1日分と思い4本持っていきました。
・生理用品(夜用・昼の多い費用・生理用下着)
生理が来そうなタイミングだったので,最初2人分程度の生理用品を持参しました。病院であれば院内の売店で高確率で生理用品が置いてあります。
・各種充電器
iPad,DVDプレーヤー,iPhone,kindle,Bluetoothイヤホンを持って行ったので,それぞれに必要な充電コードを持っていきました。
・マスクの替え
売店でも購入できるので7枚入りを大人用と子供用で購入して持っていきました。
・イヤホン
子供の治療上個室管理されていたため,子供はイヤホンを使用せず動画やテレビが見れました。子供が寝ているときに私が使用するために自宅にあったものを持参しました。
・筆記用具
何かと書類を記載したり,メモしたり,子供がお絵描きをしたりするのにあると便利です。
あって便利だった持ち物
・ポータブルDVDプレーヤー,DVD
入院中はテレビを見るのにテレビカードが必要なところが多く,好きに見続けていると莫大な料金がかかります。また,入院した病院はWi-Fi設備がなかったため,ネット動画も気にせず見ているとギガ数が莫大になってしまいます。そのため,ポータブルのDVDプレーヤーがあるとネットやテレビ料金を気にせず映画やアニメを見せてあげることができてとても助かりました。
・夏でもカーディガンなど羽織るもの
病室のエアコンが温度設定ができず,L・M・Hの3段階しかありませんでした。OFFにすると寒いけどLだと寒すぎるという状況で,入院2日目に私がおなかを壊しました…。それでもカーディガンが一枚あるとクーラー除けにもなるので,とても助かりました。暑い時期こそ入院時は上着が必要です。
・ストロー,ストローキャップ
体調が悪すぎて何度も起き上がっての飲水が大変な時,点滴を両手にしてしまった時はとても役に立ちました。
・保湿クリーム
入院中食事や水分が十分にとれないこと,病気の関係で皮膚が荒れやすくなること,持続した空調管理環境などから,子供も付き添いの親も乾燥しがちです。子供も体をかきむしる様子があったので,担当医に確認したうえで清拭の後に保湿クリームを塗らせてもらっていました。病院の売店でも売っていることが多いです。
・プラスチックマグカップ(大人用)
温かい飲み物やスープを作る容器としてとても役に立ちました。落として割れないプラスチック素材の大きめのものがおすすめです。
・フリーズドライのインスタントスープ
部屋がエアコンで寒くなることに加えて,食事はまとめて購入したコンビニ食を冷蔵庫で保管したものを食べていたので,体の芯から冷えてしまうことがかなりありました・・・。そのため,温かいスープがとても助かりました。院内のコンビニでカップに入ったスープを購入できたのですが,ストックするのにスペースをとるのと,フリーズドライのあさげやコーンスープなどの方がゴミも少なくコスパもよかったです。
・インスタントコーヒーや粉茶
スープ同様,温かい飲み物は体調管理にも必須でした。病室のゴミ箱回収は1日1回。1日分をためたまま過ごさなければならなかったので,持ち込むにもコンパクトでゴミの少ないインスタントコーヒーや粉末緑茶を好んで使用していました。
・A4のポケットファイル
入院中はかなりの書類が手元にやってきます。入院に関する書類,採血のデータ,検査・治療の承諾書,レンタルベットの契約書,領収書,病院のパンフレット,病気のパンフレット,付き添い入院の書類…とにかく書類書類で入院する時点でクリアファイルのみだと管理しきれない量になってしまいました。どれも大切な書類なので,ポケットファイルを持参して子供が寝ている間に整理をしました。書類の紛失もなく,退院後に何か確認したり,手続きをしたりするときに助かりました。
・電子書籍
子供が寝ているときなど,自分の時間として読書をしたいと思っていたのですが,本を持ち込むと重いので,夫のkindleを借りました。今までは完全に紙派でしたが,1枚の薄いタブレットで小説がいくつも読めるのでとても便利だと感じました。また,目にはよくないかもしれませんが,部屋が暗くても読書ができます。子供が寝た後の暗い部屋でも読書ができ,おかげさまで入院中の隙間時間を充実して過ごせました。
・常夜灯代わりのライト
病室の常夜灯は子供のベットの頭側に豆電球程度のオレンジの明かりがあるのみでほぼ真っ暗でした。かといって煌々と電気をつけておくわけにもいかず…。そんな時に入院のお見舞いでシマエナガのシリコンライトをいただきました。こちらがかわいいだけでなく有能!振動で明るさ調整もできるので,子供が起きているときは子供はポンポンたたいて楽しみ,夜は私のコーヒータイムのお供として活躍してくれました。
・延長コード
病室にはコンセントがあることが多いのですが,赤いコンセントは医療機器や緊急時使用のためのコンセントであり,入院患者の個人的な利用は不可です。よって,白いコンセントを探すのですが,多くの場合,コンセントは赤いものの横に白いものが2つあり,そのうち1つは床頭台(テレビ台)の電源として利用されています。よって,入院患者・家族が利用できるのは1つのみとなります。電子機器を複数持っていくと,どれも充電が必要になるのでコンセントが1つではとても足りません。延長コードがあると本当に助かります。
・電子タブレット
極論,これさえあれば何とか過ごせます。アプリでお絵描きアプリがあれば紙やペンがなくてもお絵描きができますし,迷路アプリを入れておけばワークなどなくても迷路ができます。インターネット環境が整えば動画を見ることができます。
・モバイルバッテリー
延長コードで電源の数や距離は調整できるのですが,モバイルバッテリーも持っておくと,コンセントに遠いところでも充電が可能で便利です。夜間ベッドサイドでスマホを使いたいけど電源がとても遠くにある…というときに役に立ちました。
・現金(1000円札)
キャッシュレス決済がメジャーになったこともあり,普段現金を使用せず困ったとき用の万札しかない…ということがよくあるのですが,病院ではテレビと冷蔵庫の使用にテレビカードを使用する病院が多いように感じます。テレビカードは1000円札でしか買えず,両替は1階のコンビニで崩すように言われたりします。付き添い入院ではいきたいタイミングに売店に行けるとは限らないため,1000円札を多めに持っておくと安心です。
・常備薬(整腸剤・胃薬・痛み止め・葛根湯・下剤など)
エアコンの寒さや急な入院のストレスからなのか,付き添い入院2日目にお腹を下してしまい,体調不良で苦労しました。病室にトイレはついていないし,トイレに行くたびに泣きわめく子供を病室に一人にしなければならず,それもまたストレスでした。付き添い入院中一番大事なのは,付き添う親自身の体調管理といっても過言ではありません。普段から使用している常備薬に加えて,葛根湯などの風邪の初期対応によさそうな薬や痛み止め,ストレスで影響が出そうな消化器系の薬を持っておくと安心です。ただし,腹痛を伴う下痢や嘔吐,発熱など感染症を疑う症状の時は,子供への感染が一番怖いので,病棟の医師・看護師に相談しましょう。
・ビニール袋
シャワー浴の後の洗濯物,子供が汚してしまった服など,濡れたもの・汚れたものが出ることが多くあります。そのため,ビニール袋を多めに持っておくとよいです。私は入院中不足してしまったので,売店で買い物をするときに袋をつけてもらい,それを利用していました。
・おもちゃ・絵本
おもちゃの選び方は①病院の持ち込むおもちゃの決まりごとは何か②病室が個室なのか,大部屋なのか③安静の程度④手がどの程度使えるか(点滴をしているか)⑤子供の病状など をもとに検討するのが望ましいと思うのですが,王道のものであれば,絵本・塗り絵・迷路・折り紙・ワーク・シールはりなどでしょうか。わが子の使ったおもちゃをご紹介すると
【ベット上安静・点滴両手・本人もややぐったり】
DVD・youtube・絵本
【トイレのみ歩行可・点滴片手・日中起きていられる時間が出てきた】
DVD・youtube・絵本シールはり・迷路・塗り絵
【プレイルーム可・点滴なし・ほぼ元気】
DVD・youtube・絵本シールはり・迷路・塗り絵・工作ワーク・カードゲーム・くもんロジカルルートパズル
入院中のおすすめおもちゃはこちら↓↓
↑我が家はこのみずぬり絵はなかったので,ダイソーの水塗り絵を持っていきました。ダイソーのものは消耗品なので,何度でも使えるタイプがあれば経済的でよかったなと思います。
まとめ
今回は実際に子供の付き添い入院をしてみて,【便利だった・役に立ったという持ち物】を中心にご紹介しました。入院する病院・病室の環境・お子さんの状態・治療の経過などで持ち物は大きく変わると思います。今回ご紹介したものを参考に,お子さんの状況・入院環境などを考えながら,役に立ちそうなものを検討していただけるとよいと思います。
子供の入院に戸惑いや不安を感じつつも,慌てて入院の支度をせざるを得ない,支度はしたけれど本当に足りているかわからないとそちらも不安になりますよね。
今回いろいろとご紹介しましたが,私も入院中に面会に来た家族に追加で持ってきてもらったり,現地調達したものもかなりあります。面会などであとから荷物の搬送を頼める時は,必要最低限でよいと思います。
あとは,「子供の入院」となると,子供のものにばかり目が行きがちになりますが,入院が長期戦になると特に付き添う親の心身の状態はとても重要です。病院ではこどもの治療はしてくれますが,親の心身の健康管理まではしてくれません。ぜひ,自分のリラックスできるもの,安心して過ごせるグッズも忘れずにお持ちください。自分のこともいたわってくださいね。
お子さんが元気になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
mamamaru🍀