子供のおもちゃでよく聞く布絵本。
お裁縫は得意じゃないけど,
昔から子供ができたらわが子のために作ってみたかったおもちゃだったので
挑戦してみました。
今回は実際私が作ってみて
良かった点・ここ気を付ければよかった!!という改善点を
私自身がどんなものを作ったかとあわせてご紹介します。
布絵本ってどんなものを作ったの?
こんなおうち型で,持ち運びできるように取っ手を付けたものにしました。絵本をしまうときに開かないように,マジックテープを付けた帯で右端を留めています。
日常生活での動作などを自然に身に着けてくれるものが良いかなと思ったので,くまを主人公にし,歯磨き・食事・着替え・時間の理解・紐結び・バックル止め・ねんねを学べる内容にしました。
1:くまさんの歯磨き
お口を開けてコップから歯ブラシと歯磨き粉を抜き取って使います。
歯磨き粉をつけてくまさんの歯磨きをしてあげることで歯磨きの仕方を知ってもらえたらと思い作りました。
2:くまさんにご飯を食べさせる
くまの口はファスナーを付け,子どもが開け閉めできるようにしました。
食べ物はマジックテープで止めていて,そこから好きなものをはがしてお口に入れます。メニューはおにぎり・イチゴ・魚・ドーナツ・ピーマン・バナナです。
ファスナーの開け閉め,マジックテープで止まった食材をつかんでとる動作ができます。
3:くまさんのお着換えをする
くまさんにマジックテープを付け,右ページのお洋服やズボン・帽子もマジックテープで止まっているので,ここから選んでくまさんに張り付けます。
お着替えを自分で選んで変えてみたり,ズボンを下に,洋服を上に,帽子を頭にという洋服全般の特徴についても学んでもらいたいなと思いました。
4:時計と数字の勉強
左ページの時計の針はスナップボタン(プッチンするボタン)で留まっているので,外して針の向きを変えて付け替えるもよし,そのまま回してもよしになっています。時計の理解ができるようになったら楽しいかなぁとおもって作りました。
右ページは時計の前に数字を覚える必要があるだろうなと思ったので,1~5の数字の勉強ができるページを作成。紐にはビーズが数字と同じ数通っていて,ビーズを指で動かせるようになっています。数字部分はスナップボタンで留めてあるので数字を外して,ビーズの数に合わせて数字を付けることもできます。
5:ボタンのお花つみ
大きさの異なるボタンのついたお花を摘んで右ページのかごに入れます。逆にかごからお花を出してボタンに留め,お花畑を作ることもできます。ボタンのつけ外しの練習をすることができます。
6:靴ひも結びとベルトのバックル止め
左ページは靴紐を結ぶ練習ができ,右側はバックルを留めたり開けたりの練習ができます。
7:くまさんをねんねさせる
左ページの星と月,右ページのくまさんはスナップボタンで留まっています。
くまさんを右ページから外してお布団に入れてあげます。くまさんには鈴が入っているので振るとりんりん音がします。小さいうちはそれだけでも遊べるのでは?と期待して作成しました。
以上7ページの布絵本です。裏はこんな感じです。
布絵本を作るときにやったこと
①ざっくりテーマと対象年齢・対象月齢を決めた
もともと子どもの発達について学んだことがあったので,年齢や月齢で子供の発達は大きく変わることはわかっていましたが,改めて調べてみると子供って短期間にいろんなことができるようになるんですよね・・・
作りたい内容に近い時期で,だいたい1~2歳くらい向けかなと思い作成しました。
②その時期の子供の好む遊びや動作を調べた
といっても私もそこまで調べられていませんでした。
多少,対象年齢が違うものが入っていても,それはそれでできる時期が来たら,成長したんだなって思えます(笑)
ちなみに1~2歳は
・細かい運動ができるようになり,親指と人差し指でつまめるようになる
・お人形を利用してごっこあそびをするようになる
・衣類の着脱に興味を持つ(ボタンやスナップ・ファスナーなど)
・指先を使う遊びに興味を持ってやりたがる
・歯磨きを自分でする(仕上げ磨きは必要)
あたりが布絵本に使えるかな・・・と思いました。
③市販や先輩ママのつくった布絵本を調べた
漠然と布絵本を作るといってもいまいちよいアイディアが浮かばなかったので,参考にいろいろな布絵本を調べました。
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ネットで検索すると,既製品以外にも先輩ママたちの知恵とアイディアと愛情のいっぱい詰まったお見本布絵本が載っているので,調べていくうちに自分の創作意欲もわいてきますね。
気を付けたこと
①口に入れても良いようボンドなどの接着剤は使わない
子供がいなかった時期に作ったのですが,漠然と「子供はなんでも口に入れる」というのは頭にあったので,口に入れたらいけないであろう接着剤系は使わず,基本は縫って作ることを心がけました。(でも結局大変すぎて多少妥協し,粘着剤付きのマジックテープを使用しました・・・それが後で仇となるのです・・・泣)あとはなめても洗えるようにウォッシャブルのフェルトを使用しました。
②材料費を抑えて作る
布絵本の中でも低月齢用で仕掛けの少ないものだと,安いものとなると1500円程度でも購入できます。仕掛けが多くなればもっと値があがりますが・・・できれば安くかわいく作りたいなと思いました。
基本の材料は100円ショップで事足ります。
フェルト・マジックテープ・スナップボタン・紐・バックル・・・などどれも100円ショップで売っていますね。
でも,バックルとぼたんに関してはほしいサイズがなかったのでネットと手芸屋さんで購入しました。
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作成時に考えていたことはざっとこんな感じです。
わが子の反応と遊ぶ様子
お座りするようになって初めて絵本とご対面。現時点(2歳)での遊び具合をご紹介しておきます。
【2歳現在】
歯磨きのページは1歳ごろから大好きで,よくくまさんの歯を磨いています。
その歯ブラシで2ページ目のくまさんの口もごしごししたりしています。
自分の歯磨きはともかく,人の歯を磨くのは大好きです。最近は歯磨き粉を付ける真似もします。
2ページ目のくまさんのご飯は,最近ファスナーの開け閉めを習得したので,くまさんの口を自分で開けて好きなものを入れては口を閉じてくれます。
お口に入れてくれた時に「もぐもぐ」というと喜びます。
食べ物の名前も認識し始めているので,「○○食べたいな」というとそれを入れてくれたりもします。物の名前を覚える機会にもなっているようです。
数字のページがはやっと数字を真似して言えるようになったくらいなのでまだ興味は薄いです。お花のページは,まだボタン付け外しが難しいので無理矢理花を引っ張って取ろうとしています。ボタンが飛んでいくのも時間の問題・・・という感じです。
靴紐はまだ興味なし。バックルの方はつけることができるようになり,外してとせがんではガチャンと留めてを永遠に繰り返しています。今はこれが一番はまっているようです。
くまちゃんねんねはなぜかくまだけ外して捨ててしまい,ねんねまで行きついたことがありません。歯ブラシの遊び方といい,思うとおりに遊んでくれないのもまた面白いなぁと思います。
いざ!手作り布絵本をわが子に使ってみてわかったこと
良かった点
①自分が作った物で子供が遊んでくれる喜びと達成感を味わえる
この子が遊んでくれるのはいつになることかと心待ちにしていた分,自分の作った布絵本で子供が遊んでくれた時の達成感はたまりませんね。完全に親の自己満足ですが,子どももうれしそうなので何より。育児全般に関していえることかと思うのですが・・・
一番は子供を中心に,子どもを優先にが根っこにあるのはもちろんなのですか,やっぱり親が「こんなことしてあげられた!」とか「頑張ってよかったな」というような満足感や達成感を味わうことも時には必要なのではないかと思うのです。親の心の安定が子供にとっては一番だと思いますし。なので,私にとってはこの布絵本作成はとても良かったと思いました。
②他にはない,子どもにとっての世界で一つのおもちゃになる
手作りおもちゃは世界に1つしかありません。児童館や友達の家でいろんなおもちゃに触れることができますが,手作りのおもちゃは1つしかないので子どもにとっても特別感があるようですね。よくおもちゃ箱から持ってきてくれます。もう少し大きくなったら世界に1つということも本人が理解してくれるかなと淡い期待をしています。
③多少壊れてもすぐに自分で修復できる
もともと自分で作っていますから,直しかたもよくわかっています。
そもそも複雑な作り方をしていないので,子どもが多少乱暴に扱って破損してしまっても安心です。
④長く遊べるおもちゃになった
手作りに限らずかもしれませんが,絵本の内容がいろいろなので,月齢・年齢によって興味を持つページや遊び方が変わっていき,子どもの発達が目に見えてわかりました。
わが子は・・・
0~1歳 マジックテープをはがす,音のなるものを振ってみる
1~1歳半 くまの歯磨きをする,くまの口に食材を入れてもぐもぐさせてみる
2歳(現在) ファスナーを開け閉め,バックルを止める
まだできないこと ボタンとめ,紐結び,時計
まだまだこれからもおもちゃとして使ってくれそうです。
改善点
①素材・材料の選択
今回の一番の改善すべき素材は,接着剤は使用しないとこだわりつつ妥協して使用した粘着剤付きマジックテープ・・・いざ子供に布絵本使わせてみたら,あっという間にマジックテープが取れてしまいました。子どもって力加減ができないんですよね。わかっているつもりでしたが,想像以上でした。フェルトについた粘着剤が離れない程度の力でマジックテープをはがす・・・そんなことできるわけもなく。結局縫い付けタイプのマジックテープにつけなおすことにしました。マジックテープは縫い付けタイプがおすすめです。
②破損しやすい・・・
①と同じようなことですが…それはそうですよね。正規品ほどの強度はありません(泣)
すぐに直せるのでいいですけどね。
今回はすべて手縫いで作成したので,ファスナー取り付け部分などだんだんほつれてきています。くまさんに食べさせる食材たちも子供がマジックテープをはがそうと必死で引っ張るのでなかなか悲惨に・・・夜な夜な再度縫い直しました。でも,そんな手直しもまた思い出ですね。
まとめ
自分が作りたかった布絵本。作ってみて結果良かったなと思います。
子供のおもちゃ作りは,子どもの遊びの幅を増やせることに加えて,子どもの成長発達に自分が直接かかわっている実感をより味わえたり,親自身が楽しんで作成で切れば心の充実につながるなぁと時間しました。これをきっかけに,もっと手作りできるものは手作りしてみようかなと思えるようになりました。結婚を機に退職し,専業主婦をさせてもらっているので,今だからこそあるこどもとの時間・自分の時間を子供のため,自分のために充実させていきたいなと思います。おもちゃ作りに興味のある方,挑戦してみてはいかがでしょうか。
mamamaru🍀
↓↓2冊目(0歳から向け)にも挑戦しました↓↓
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